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茶室
對雲
Tea-ceremony house
四畳の変則的な小間で、2代静雄の設計により戦前に建てられました。現在の場所へは昭和43年(1968)に移築されました。その後昭和50年(1975)、静雄と親交のあった臨済宗の僧 前南禅寺派管長、*勝平宗徹老師によって碧巌録 第20則『堪對暮雲帰未合 遠山無限碧層層』七言二句より抄出され『對雲(たいうん)』と命名されました。
静雄は不昧流のため、茶室も不昧流伝統的な様式になっております。

□勝平宗徹老師筆『對雲』
*勝平宗徹…臨済僧。島根県生まれ。大溪宗徹。室号~南虎室。昭和26年、南禅僧堂の掛塔し柴山全慶に参じ、その法を嗣ぐ。南禅僧堂師家・南禅寺派管長。万寿寺(島根県松江市)元住職。
大正11年(1922)~昭和58年(1983) 61歳歿
□南禅寺…京都にある臨済宗南禅寺派大本山
![]() 對雲正面冬には蝋梅の蕾が、春になると花が咲き、新緑がとてもきれいです |
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![]() 對雲正面冬になると… |
![]() 蹲踞神田家に伝来する蹲踞には、地下水を使用した時に見られる鉄分による黒い筋がみられます |
![]() 河原撫子どこからともなく種が飛んできました |
![]() 露地茶室へと誘います |
![]() 貴人口身分の高い貴人は躙口から入らず、立ったまま入れる貴人口を使用したそうです(不昧流儀) |
![]() 水屋昔は水屋半土が設えてあり井戸から水を汲んで使用しておりましたが、現在は水道が設置してあります |
![]() 水屋お茶会 で使う道具類を清めます |
![]() 関守石客人を茶室に誘うための目印です |
![]() 雲州流の屋根出雲地方は雨日が多いため、あえて屋根を長くしてあるのが特徴です |
![]() 四カ村(椿)有澤家(松平家家老)より伝わり、神田家の庭に古くから植えられている由緒ある椿です |
![]() 四カ村(椿)木々の隙間から 紅一点 |
![]() 四カ村(椿)白色の四カ村です |
![]() 茶庭入口茶会の際の出入口 |
![]() 障子石垣のように交互に張ってあるのが特徴 こちらは裏千家流です |
![]() 蹲踞の青竹新年を迎える際には、手水鉢の筧を青竹にします |
![]() 茶庭入口正面對雲の入口になります |
![]() 手水鉢神田家に伝来するもう一つの手水鉢 遠藤家(出雲)より伝わった記録があります |
![]() 茶花下野(しもつけ) |
![]() 万両冬になるとたわわに実ります |
![]() 南天初夏に花が咲き、冬になると真っ赤な実がつきます |
![]() 蝋梅例年2月下旬から3月上旬はあたり一面にいい香りが漂っています |
![]() 灯籠神田家に伝来する灯籠です 夜咄や月見の折、使用します |
![]() 待合茶事の際、お客様がお待ちいただく部屋です |
![]() 水屋に続く飛石御影石 |
![]() 釣り釜ゆらゆらと揺れる釜に風情を感じます |
![]() 夕暮れ時冬になると葉が落ち、花が咲き、春になると新芽が出てきます |
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